株式会社エスエスケイ
商品企画開発担当者様
野球を主とした総合スポーツ用品メーカーのエスエスケイ様。この度、スポーツチームの連絡網として多くの野球団体に利用されている「らくらく連絡網※」とタイアップを行い、ママの希望を反映させたオリジナル野球バッグの開発を行いました。
本記事では、タイアップや座談会の詳細について、同社とのお取組みを振り返る形でご紹介いたします。
小中学生の野球人口は、少子化が進んでいることを加味してもその数倍ペースで減少傾向にあります。「らくらく連絡網」は、39万団体700万人(2022年7月11日時点)に利用されている団体活動のためのグループコミュニケーションサービスです。利用者の中でも野球を始めとしたスポーツ団体は全体の約30%を占めており、全国の小中学生の野球チームからも利用されているため、今回のプロジェクトにより、少年野球の普及・振興の一助になることを目指しています。
エスエスケイ様の技術を活用し、ユーザーの要望を反映させた全く新しいオリジナル野球バッグを作るためのお手伝いとして、らくらく連絡網を活用した集客を行いました。
今回集まったのは、東京近郊に在住かつ野球チームに通う小学生のお子さまを持つママ8名。日々野球のサポートを行うママ達のリアルな声を収集しました。座談会は計3回行われ、初回は現在お使いの野球バッグに関する悩みのヒアリング、第2回は試作品への意見を収集、最終回は実際に完成したバッグのお披露目会という構成になっています。
第1回座談会(4月)
初回は、「どのような製品であれば子どもが、あるいは親が使いやすいか?」をトークテーマに、SSK開発部からヒアリングを行いました。
SSKで販売しているモデルを見ていただきながら、現在お使いのバッグについての悩みや、学年によって持ち歩く用具にどのような違いがあるのかなど、貴重な生の声を収集しました。
第2回座談会(7月)
ヒアリングした意見を取り入れた試作バッグが完成。実際に手にとってもらい、意見交換とフィードバックを行いました。
バッグの試作品は従来の形状に倣った軽いものと、バッグインバッグを活用した全く新しい形状の2種類を用意。参加者はバッグインバッグのアイデアに驚き、意見交換も盛り上がりを見せました。
第3回 完成品お披露目会(8月)
計2回の座談会で拾い上げたニーズもとに作り上げたオリジナルバッグが完成し、エスエスケイ東京オフィスでお披露目会を行いました。お披露目会はお子さまと一緒にご参加いただき、完成品バッグを贈呈しました。
オリジナルバッグを背負って持ち帰るお子さまも多く、元々背負っていたリュックを丸ごとオリジナルバッグに入れることで、親子そろって収納力に驚く姿も見られました。
バッグはヘルメットの外付け用パーツや、内容物の整理がしやすいバッグインバッグなど、これまでの野球バッグにはなかった多くの機能が充実。「バッグの中で荷物がごちゃ混ぜになりやすいことが悩み」という声を活かし、バッグインバッグには巾着タイプのポケットや、水筒のサイズによって調整可能な仕切りを付けたポケット、保冷機能を付けたお弁当用のスペースなど、お子さまが整理して大事な用具を持ち運べるよう工夫が施されています。
SSKの行動指針のひとつには、「悩みや課題を解決するために行動する」とあり、商品企画担当者は、これを念頭にユーザー様の声を商品に反映することが求められます。
今回の企画では、野球チームに所属している少年少女たちのお母さま方から、我々が想像している以上にたくさんのリアルなご意見・ご要望を頂戴し、日々お子さまをサポートされているお母さま方ならではの目線でのお声も頂戴することが出来ました。
可能な限りでその「声」を反映させた商品になんとか仕上げることができたと考えております。
約9ヶ月間にわたり企画を進める中で、ユーザー様が求めている本質を追求していくことが「困りごとの解決」「商品化」という本来の我々のあるべき姿であると改めて感じました。
最終回にご家族でご参加いただき、完成品を見た時のお子さまの笑顔、驚きの顔を糧とし、今後もさらなる商品開発に尽力してまいります。
ご参加いただきました方々に改めまして御礼申し上げます。
貴重な企画に参加させていただき、誠にありがとうございました。
企業名 | 株式会社エスエスケイ |
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従業員規模 | 518名 |
事業内容 | スポーツ用品の製造卸売及び輸出入 |
企業URL | https://www.ssksports.com/ |